住宅ローンの借り換えをより効果的に行うためのポイント!
住宅ローンの借り換えには大きく返済負担を削減できるというメリットがあります。
しかしどのような場合でも同じ効果を得られるというわけではありません。
ローンを乗り換えることによって現在よりも大きく負担を削減したいのであれば、そのための条件を把握しておく必要があると言えるでしょう。
今回はより効果的に住宅ローンの借り換えを行うためのポイントについてご紹介していきたいと思います。
住宅ローンの借り換えで返済額をお得にするには
住宅ローンを組む際に重要なのはいかに無理なく返済ができるかです。
この条件は借り換えを行う際であっても鉄則中の鉄則であると言えます。
そこに大きく関わってくるのはやはり金利です。ローンの総返済額がいくらになるのかは金利の利率によって左右されると言っても過言ではありません。
住宅ローンの借り換えで多くのメリットを得るには、この金利による負担をいくら減らせるのかも大事なポイントであると言えます。
負担を減らすなら0.5%以上の金利差が目安
しかしただ金利の利率を見ただけで乗り換えるローンを判断するのは危険です。住宅ローンの利率を見る際には気をつけておくべきポイントがいくつか存在します。
まず知っておきたいポイントとしては現在の金利と借り換え後の金利差の目安についてです。
一般的に住宅ローンを乗り換える際により有効な効果を得られるのは0.5%以上の金利差である場合だと言われています。
利率による差が小さく見えても返済額は大きく異なる
0.5%以上と聞くとそれほど大きな差には見えないかもしれませんが、住宅ローンに限っては大きな意味を持っています。たった0.1%~0.2%違うだけで総返済額に、数百万円単位の差が生まれる場合があるので甘く見ると効果的にメリットを得ることはできません。
借り換えでより大きな効果を得られるのは金利に0.5%以上の差があることをはじめ、返済期間が10年以上残っていることと残高が1,000万円以上残っていることが一般的な条件となっています。
この中でも一番大きなメリットを期待できるのはやはり金利です。
住宅ローンの借り換えで得する3つの条件
目安としては1.0%以上とも言われていますが返済残高や返済期間によっては、0.5%以上でも大きく負担を減らすことは可能とされています。よって住宅ローンにおいてより大きな借り換え効果を狙うのであれば、金利差0.5%以上を目安にローンを選ぶのがおすすめであると言えます。
また金利のほかにも上記でお伝えしたように、返済期間が10年以上であり残高が1,000万円以上残っているという条件も忘れてはいけません。
ローンの返済期間が長いほどより良い条件のローンに乗り換えることは、負担を減らすメリットにも繋がりますし残高が多い場合も同様であると言えます。
住宅ローンの借り換えでは金利の設定幅にも気をつけよう!
このように住宅ローンの借り換えによるメリットをより効果的に得るためには、金利差が0.5%~1.0%以上になる場合を目安にローン選びをすることが重要であると言えます。
とは言え実際にお得な金利が適用されるかは、店頭表示されている利率で判断することはできない場合はあります。
住宅ローンの金利設定には銀行によって金利幅がある場合とがあるためです。
メガバンクは実際の金利がわかりにくい
金利幅が設定されている場合は年0.6%~年0.9%などのように、プランごとに適用される金利が表示されており、申し込みした人の条件や審査結果によって実際に適用となる金利が決定されます。こういった設定方法を行っているのは都市部のメガバンクや地方銀行がほとんどです。
一方ネット銀行には金利の設定幅というものはなく、審査に通過できれば表示されている金利がそのまま適用となります。
ネット銀行は金利がわかりやすいので比較もしやすい
このように銀行ごとに金利の設定幅があるものとないものが存在するので、住宅ローンの借り換えで選ぶ場所によっては、実際の金利については審査が終わるまでわからないというケースもあります。まず手っ取り早く住宅ローンの比較を行いたいという場合は、ネット銀行の金利から見てみると良いでしょう。
ただしネット銀行の場合は他社のローンよりも、審査基準が厳しいという特徴もあるのでわかりやすいからといっていきなり申し込みを行うのは得策とは言えません。
住宅ローンの借り換えでは金利差によくよく気をつけておこう
今回は住宅ローン借り換えにおけるメリットをより効果的に受けるためのポイントについて解説させていただきました。
上記のように住宅ローン選びにおいて最も大切なのは、いかに負担を減らすかでありそれには金利の利率が大きく影響します。
また表面上の利率では本当にお得になるかどうかを判断するのは、非常に難しいと言えるので厳密なシミュレーションを行った上で契約をすることが大切です。
また住宅ローンを借り換える際には新たに契約をし直すことになるので、新規契約と同じように諸費用の負担もかかってきます。
それらの諸費用を支払ってでもメリットがあるのかという点についても、よくよく検討を行ってみることをおすすめいたします。