※本ページにはPRが含まれます。

最低水準は脱却?今住宅ローンを始めるならどのタイプ?

2017年前半に記録した史上最低住宅ローンの金利は、その後少しずつ上昇基調で推移していました。日銀の金融緩和政策の勢いがゆるやかとなった背景には、米国のトランプ大統領政権発足の影響による米国株価の高騰など、日本国内の金融市場を押し上げる要素が出揃っていたことがあります。

しかし、2017年4月には、米国のシリア空爆をはじめとする国際情勢の緊迫など金融市場の不安定さを招く要因がいくつか発生したことから、再度金融緩和の方向に舵が切られました。銀行の短長期プライムレートが下がり、それに伴い都市銀行をはじめとする金融機関の多くの住宅ローンも最低水準に近い域まで揺れ戻しがありました。

金融の行方を決める様々な環境要因が、どちらかというと金融緩和と逆の方向に向かわせる性質の条件が多い中で、それでもローン貸出基準は必ず上昇するとは言えず、非常に予想がしにくい状況です。

これから住宅ローンをスタートする、あるいは借り換える、という人は、状況をよく理解して判断し、次の展開で取るべき選択についても見通しを立てておく必要があるのです。

このような状況の場合、一番リスクが少なく、かつメリットの大きい取り組み方はどのようなものなのでしょうか。

長期固定型と変動型を組み合わせた「ミックス型住宅ローン」

ミックス型住宅ローンとは?

例えば現在のローン貸出条件からすれば、3000万円の住宅ローンの融資を受けるとして、全額固定型を選んだ場合、変動型に比べて月々の返済金額が軽く二万円近くアップしてしまいます。

そこで半分の1500万円を固定型、残り半分の1500万円を変動型の住宅ローンを組む、という発想です。住宅論スタート時の負担が少なく住み、いかにも金融状況を味方につけたリスク分散が出来ていて、金融緩和のメリットを享受できていいところばかりに見えますが、実際のところはどうでしょうか?

ミックス型住宅ローン利用時の注意ポイント

まず金利を組み合わせる段階で、意外と苦労することが多いのです。なぜなら銀行によって金利設定はまちまちです。A銀行は変動型は有利だけれど固定型は割高、B銀行はその逆というように、二つを合わせたたときにかならずしもメリットが大きいとは限らなくなるからです。

また、ローン返済の報告書が分割されるなど管理も煩雑になりがちです。

ミックス型住宅ローンが向いているケース

ローン返済の最初の10年感の返済金額は抑えたいけれど、そのあとは余裕ができるのでその時点から繰り上げ返済を頑張りたい、といったケースにはぴったりの選択です。

10年固定タイプを利用する

動きが激しい固定タイプに比べ、変動タイプは、最低水準をマークした時期からそれほど上昇しておらず、安定の低水準をキープしてきました。しかし、ここにきて10年固定タイプも引き下げが期待できそうな動きです。少なくとも2016年の後半以降固定タイプは上昇を続けていたため、これ以上上昇する可能性は低いでしょう。

もともと住宅ローン10年固定タイプを主力商品としている銀行は多く、利用者にとってはメリットが大きくお勧めできる選択肢の一つです。

いきなり35年固定型を選ぶのは早計!となる可能性が高い!

金利が上昇傾向にあることで、「今のうちに35年固定型を選択しておいたほうが後々安心かも」と慎重派の意見も聞かれますが果たしてどうなの野でしょうか。

たしかに、2016年秋にはトランプ政権による米国の株価高を受け、日銀の金融操作は緩和よりも引き締め傾向にありました。そのため銀行のプライムレート、住宅ローンの貸し出し水準も上昇しました。しかし、2017年4月には、また金融市場が全体的に下降傾向を示しているのが現状です。

このように、「金融市場全体としては上昇基調にあるように見える」ものの「不確定要素が多すぎる」「現在の日銀が強い金融引き締めに動く可能性は極めて低い」などといった要因も数多く、住宅ローンに関する貸し出し基準が大きく上昇するとは考えにくい状況です。現時点で35年型住宅ローンを選択してしまうことは慎重すぎる判断になってしまう可能性になりそうです。

慎取りこし苦労で長期固定タイプの住宅ローンを選んだことによる収入ロスを招きたくなければ、しばらくはミックス型や10年固定型で様子を見たほうがよさそうです。

2017年固定型住宅ローンは様子見がよさそう

いかがでしたか?

確かに上昇基調にある住宅ローン向け優遇貸出基準ですが、2016年の最低水準の頃に比較すれば若干高くなる見込み程度であれば、まずは10年程度の短期スパンの固定タイプで様子を見るのが得策です。

確かに返済金額が一定金額の固定タイプ住宅ローンには安心感がありますが、今即決するのは早計かもしれません。状況が読みにくい時期ですが、情報収集を欠かさずに上手に住宅ローンを利用するようにしたいですね。

絞り込み検索
現在の状況
年齢
あなたの年齢は?
あなたの年齢は?
金利タイプ
お探しの金利タイプは?
お探しの金利タイプは?
借入希望額
借入希望額は?
借入希望額は?
年収
年収はどのくらいですか?
年収はどのくらいですか?
頭金
頭金はどのくらいありますか?
頭金はどのくらいありますか?