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住宅ローン完済時年齢77歳!その時想定される状況は?

わが国では、30代~40代の働き盛り、子育て真っ最中の時期にマイホームを購入し、同時に住宅ローン融資をスタートする人が大多数となっています。

国土交通省の平成28年度統計による「住宅経済関連データ」によれば、「住宅・土地のための負債のある勤労者世帯の平均負債現在高」はなんと1700万円オーバーです。

大きな負債を給与から返済しながら、家庭運営に奮闘する間は中々定年後の生活はイメージできないもの。

しかし、今の忙しさは子育て終了ともに解消し、そして確実に毎月入る収入は確実に消える日が来ます。

その時が来ても、住宅ローンを払い続ける自信がありますか?

この記事では、実際に47歳で30年型住宅ローンをスタートした人をモデルケースとして、実際に完済時年齢となった77歳のイメージ他未来予想図のシミュレーションをご紹介します。

完済時は77歳?高齢者の住宅ローン返済の実態!

40代に入った頃、「そろそろ終の棲家としてのマイホームを準備しよう」と考えて、35年のローンを組んだとき、70代後半になっても住宅ローン返済を続けていることをイメージしている人はまれでしょう。

たいていの人は何らかの手段で、「遅くとも定年時には完済している」ことをイメージしているものです。

しかし、実際には70代の夫婦二人世帯の1割近くが住宅ローンの返済をまだ完了していないというデータがあります。

思わぬ値崩れが起きてしまったマイホームにかかった住宅ローン残債は、不利な条件の住宅ローンによって元金が減らず、さらに思うような額の退職金が出なかった、このようなケースは決して珍しくないのです。

住宅ローン残債を抱えながら77歳になった自分を想像してみてください。

77歳になった時!住宅ローンを支払える収入はあるの?

総務省の平成26年度の「全国消費実態調査」からは、65歳以上の世帯調査結果は「高齢無職世帯の家計収支は赤字」という厳しい現状が示されました。高齢無職世帯とは、給与職や事業所得のない、主な収入を「社会保障給付」に頼っている世帯のことです。

実に高齢勤労世帯の6割の収入にとどまり、支出が収入を上回る赤字家計がほとんど。貯金を切り崩して当座をしのいでいると想定されますが、貯蓄が尽きたときのことを想像してみてください。

加えて、70歳以上の世帯の一割近くが、まだ住宅ローンが残っているという統計結果も出ています。

今から定年後の収入確保について思案し、日々の節約へのこころがけは欠かせません!

77歳になった時!働いている?それとも悠々自適?

厚生年金加入給与所得者の場合は年金が減額されます

年金額では生活費に足りないため、働きに出るという高齢者は少なくありません。

しかし、正社員として勤務し、厚生年金加入者となった場合、厚生年金受給額と給与額によっては減額されます

ただし、老齢基礎年金は減額対象にはなりません。

厚生年金に加入しないパートタイムなら減額無し!

労働時間を正社員の4分の3未満に抑えることで、年金減額対象となりません。

高齢者の多くがこのパートタイム社員としての働き方を選ぶ大きな理由です。

自営業なら定年無し!年金も受け取れる

定年後に起業する人は少なくありません!大きな企業に育て上げなくても、自分の得意な分野で小さく確実に儲けるビジネスプランを実行する人が増えているのです。自営業ならば年金減額対象ともならず、夢を追いかけながら年金をもらうことができますよ。

住宅ローンの早期返済を完了した人たちが選んだ方法

退職金を充当した

多くの人達が、退職金を充当して住宅ローンを完済するという方法を考えているようです。

しかし、定年後すぐ年金受給を享けられた年金受給開始年齢は原則65歳からです(条件を満たせば60歳から64歳まで特別支給の老齢厚生年金が受けられます)。その間の生活費用のあてはありますか?

また、最悪の場合退職金額がローン残債を下回ることもないとは言えません。

遺産分与を早めてもらった

幸運なことに遺産分与を享けられたとしても、平成27年1月1日以降から相続税の基礎控除額は3,000万円+600万円×法定相続人の数と、実質減額されたことにより、相続税対象となるケースが大幅に増加しました。5,000万円以下で、20%にあたる200万円が課税されますよ。

日々の節約で貯めたプール資金でまかなった

やはりこの「日々の節約」に勝る王道の返済方法はないでしょう!

住宅ローン返済期間を長くしているのは、あくまでも「月々の返済を軽くする」ことが目的であって、「返済期限の延長」ではないと心得て、少しでも余裕ができたら繰り上げ返済を利用してさらに残債を減らすようにしたいですね。

出来れば定年時点で住宅ローン残債ゼロを目指そう!

いかがでしたか?

住宅ローンを申し込んだ年齢が30代40代ともなれば、最後まで申し込み時のペースで返済を続ければ、完済時の年齢が70代になるケースが大多数ではないでしょうか。

しかし、未来の年金受給について不透明な見通しであるとの報道が多い中、借金である住宅ローンを定年時までに完済しておきたいというのも、また大多数の人の共通ゴールのようです。

そのためには「とにかく早く完済する!」という強い気持ちを持って、ローンと向き合う心構えが大切です。

ぜひ完済時年齢が70台を超える前に残債ゼロとなっていることをお祈りします。

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