山形銀行は長期固定住宅ローンの「フラット35」をはじめとして様々な場面に対応することができる住宅ローンが用意されています。ここでは、具体的にどういう内容の住宅ローンがあるのか、金利はどのようなものなのかといったことについて紹介していきます。

多彩なラインナップ

山形銀行の住宅ローンで、一番利用者が多いのが「オーダーメイド」です。名前の通り団体信用生命保険や金利の選択をはじめとして幅広く対応することができます。

利用可能な人の条件としては、借入時の年齢が20歳以上66歳未満で最終返済時の年齢が満82歳の人であること、団体信用生命保険に加入が可能な方などがあります。

使い道は住宅の新築やリフォームの資金として利用することができます。他にも建売物件の購入、居住用の土地購入、これらにかかる住宅ローンの借り入れに使用することができます。

金利も「金利変動型」、「固定金利選択型」、「全期間固定金利」から選ぶことができるので様々シチュエーションに対応することができます。また、魅力的な住宅ローンの組み方として、「ミックスプラン」もあります。

ミックスプランは金利変動のリスクを考えて、「変動金利」と「固定金利」を組み合わせて借入したり団体信用生命保険に複数加入することができます。他にも無担保住宅ローンや無担保借換住宅ローンなど利用者のニーズに合った様々な商品が展開されています。

金利について

金利選択型住宅ローンの「オーダーメイド」で一般団信を利用した際の金利は、変動金利で2.725％、10年固定3.050％、全期間固定金利で1.440％となっています。(2017年7月）

この金利は、ネット銀行と比べると変動金利は高めに設定されています。

また、10年固定金利は大手の都市銀行と同じくらいになっていますが、やはりネット銀行と比べると割高になってしまいます。

対してネット銀行は金利の低さが魅力的です。

その理由として、多くのネット銀行は店舗を持たない（少ない）ために人件費や不動産費用が掛からないことが挙げられます。ただ、疑問点などは電話やメールでの対応が多くなります。

金利の低さに関しては良いと思いますが、対面で相談できる安心感はありません。人生で最も大きい買い物なので、多少返済額が増えても安心を取るべきではないでしょうか。

上記では、山形銀行の住宅ローンの種類や金利について説明しましたが、保証制度はどうでしょうか。ここでは、山形銀行の保証制度について詳しく説明していきます。

団体信用生命保険について

前述した、山形銀行で最も利用者の多い住宅ローンの「オーダーメイド」では、団体信用生命保険も自分に合ったものを選択することができます。一番ノーマルな一般団信は、返済者が死亡・高度障害になった場合の返済額が0円になります。

他にも8大疾病やがん団信などよく見かける団信もあります。3大疾病や12ヶ月を超える所定の就業不能な状態になった場合は残高0円、3ヶ月を超える所定の就業不能状態の場合には毎月の返済が0円になるライフサポート団信などがあります。

また、これらの団信に加入する際の加入費は無料で入ることができます。一般団信以外の団信に加入する場合は、金利+0.2％から0.3％で加入することができます。

債務返済支援保険

これらの団信に加入するのと併せて債務返済支援保険にも加入することができます。両方に加入することで安心してローンを組むことができます。

また、入院などの理由から、30日を超える就業障害が生じた際には、最長で36ヶ月の毎月の住宅ローン返済が0円になる債務返済支援保険があります。

そして、入院などによる理由から、30日を超える就業障害があった場合最長で12ヶ月の住宅ローンの返済が0円になり、8大疾病による就業が不可能な状態が一定期間続く場合は住宅ローンの残額が0円になる8大疾病補償付債務返済支援保険があります。

これらをうまく組み合わせることで万が一にも備えることができます。

不動産を購入すること、住宅ローンを組むことは人生でも非常に大きな選択です。もちろん、その金利は低ければ低いほどと嬉しいですよね。

そんな方には低金利が強みのネット銀行がおすすめです。しかし、ネット銀行は店舗がない（少ない）場合が多く、審査にも長い時間がかかることが多くなっています。

それに比べて、山形銀行などや他の銀行や金融機関は金利がやや高めになりますが、その分手厚い保証があったり、対面ならではの安心感があります。

以上から、どちらか一方が正解であるとは一概には言えませんが、自分の状況や将来に合わせた住宅ローンの選択が重要です。慎重に考えたうえでローンを組みましょう！