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住宅ローンの保険の違いとは?

私たちは念願のマイホームを購入する際、住宅ローンを借り入れることがほとんどです。

その際加入することになる団体信用生命保険は、住宅ローンの契約者が返済期間中に亡くなってしまうことや、高度障害状態になってしまった時に、残された家族が住宅ローンの返済で経済的に困らないようにするために、ローンの残額を肩代わりしてもらえる住宅ローン専用の保険です。

しかし、この団体信用生命保険には注意すべき点がいくつかあります。

ここでは、団体信用生命保険と他の保険との違いと注意すべきポイントをわかりやすく解説していきます。

団体信用生命保険とは

団体信用生命保険とは、住宅ローンの契約者が死亡または高度障害状態となって時に、残りのローンを肩代わりしてくれる住宅ローン専用の生命保険です。

団体信用生命保険を略して「団信」と呼ぶこともあります。

住宅ローンは10年や20年、30年など長期間にわたって返済していきます。

しかし返済期間内にローン契約者に万が一のことがあったとき、残された家族は住宅ローンという名の大きな借金を背負うことになってしまいます。

もし返済する財力がなければ、せっかく購入した自宅を手放し、そのお金で返済をする…なんていうことが起きてしまいます。

これらの事態を避けるために作られた保険が団体信用生命保険です。

団体信用生命保険に加入することで、ローン契約者に万が一のことがあった場合でも、保険会社から特定の金融機関へ残りの住宅ローンが支払われるので、残された家族も住宅ローンの返済に困ることがありません。

万が一に備えた保険といえるでしょう。

一部を除いて住宅ローンの借り入れの条件に団体信用生命保険への加入が必要なことがあり、住宅ローンの借り入れと同時に加入することが一般的です。

団体信用生命保険への加入は必須のような側面があるため、保険料という形をとらずに金利に上乗せするケースもあるため、保険に加入しているという意識が薄くなりがちのようです。

団体信用生命保険と他の保険の違い

加入する団体信用生命保険で代表的なものは、団体信用生命保険、三大疾病保障付団体信用生命保険、八大疾病保障付団体信用生命保険などがあります。

最初に挙げた通常の団体信用生命保険は「ローン契約者が死亡または高度障害状態のときに住宅ローンを肩代わりする保険」です。

そして他の2つは通常の団体信用生命保険に加えて特約が存在し、死亡または高度障害状態以外でも住宅ローンが免除になるタイプの保険です。

それぞれの違いを解説します。

団体信用生命保険

仕組み:ローン契約者が「死亡・高度障害状態」になったときに残された住宅ローンが完済されます。

金利の上乗せ:基本的に通常の団体信用生命保険は無料で、その場合は保険料として金利が上乗せされることはありません。

三大疾病特約付団体信用生命保険

仕組み:ローン契約者が死亡または高度障害状態となった時に加えて、「三大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)」で所定の状態となった場合でも、残された住宅ローンが完済されます。

金利の上乗せ:金融機関によって違いがありますが、年0.25%程度のものが多いです。

八大疾病特約付団体信用生命保険

仕組み:ローン契約者が死亡または高度障害状態になったときに加えて「八大疾病」で所定の状態になった場合でも、残された住宅ローンが完済されます。

金利の上乗せ:金融機関によって異なりますが、年0.3%程度のものが多いです。

仕組みにある「八大疾病」という言葉はあまり聞きなれませんが、三大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)と五疾患(糖尿病、高血圧性疾患、肝硬変、慢性膵炎、慢性肝臓病)を合わせた8つを指しています。

団体信用生命保険を加入する際に注意すべきこと

加入条件に健康告知がある

団体信用生命保険は、住宅ローン専用の生命保険ではありますが、生命保険であることに違いはありません。

つまり、契約するにあたって「健康告知」が必要になります。

健康告知とは、保険会社に自分の健康状態を前もって申告することです。

生命保険会社はその健康告知をもとに、加入の是非を判断します。

団体信用生命保険の健康告知は、通常の生命保険よりも告知項目が少なく、比較的加入しやすいものです。

しかし、病気の種類や症状、経過によっては持病や既往病を持っていると加入できないことがあります。

糖尿病を患っている状態で八大疾病特約付団体信用生命保険に加入しようとしても、加入ができなそうなことは想像がつきますね。

団体信用生命保険では適応されないリスク

団体信用生命保険は死亡または高度障害状態のときに住宅ローンを肩代わりしてくれる保険です。

ですが、それ以外の病気や怪我でローンを返済できなくなってしまうこともあります。

そのような病気や怪我で働けなくなった時に備えて、就業不能保険などに加入しておくのもひとつの方法でしょう。

団体信用生命保険以外にお得な保険もある

団体信用生命保険の保険料は、住宅ローンの金利に上乗せする形が一般的です。

しかし、民間の生命保険では年齢や健康に応じて、保険料や内容が大きく変わることがあります。

最近登場したものに、非喫煙者は保険料がより割安になる「非喫煙割引」などがあります。

これらの民間の生命保険との違いを踏まえると、例えば非喫煙者や40代以下の健康な方は団体信用生命保険よりも通常の生命保険で備えた方が、充実した保障で保険料を抑えることができることがあります。

場合によっては団体信用生命保険よりも安く、手厚い保険に加入することができるかもしれないことを前もって確認してみてください。

保障内容が重複する

団体信用生命保険に加入する際、既に民間の生命保険に加入している場合は補償内容が重複していることがあります。

民間の生命保険で、被保険者の死亡時に住居費を低めた保険金を設定している場合は、団体信用生命保険と保障内容が重複しており、保険料の無駄となってしまうことがあります。

住宅の購入のために住宅ローンを借り入れ、団体信用生命保険に加入するという時点で、自分がどの保険に加入しているのかを再度見直してみると良いでしょう。

もしかしたら、保険料をもっと節約できるかもしれません。

まとめ

団体信用生命保険は住宅ローンを借り入れる際に加入する生命保険です。

団体信用生命保険にはいくつか種類があることを紹介しましたが、自分に合った保険を見極めて加入することが重要です。

また、ただ団体信用生命保険に加入するのではなく、いくつかの注意点を踏まえて、民間の生命保険なども確認してみることもおすすめです。

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