これからマイホームの購入を検討している方にとっては、住宅ローンのことについてまだよくわからない方も多くいるはずです。

住宅ローンは簡単に言うと、「マイホームの購入をする際に組むローン」です。これは、住宅を購入する際には大半の人が組むローンになります。住宅ローンのなかには年齢制限があるものもあります。詳しくは金融機関によっても違うため良く調査を行うことが必要です。

住宅ローンの返済に関する不安を取り除くためにはいくつかの方法があります。あくまで「軽減」にしかならない場合もありますが、対策を取ることで心身的に楽になることも考えられます。そんな方法について、簡単に紹介していきます。

1.専門家に相談してみる

こちらは主にこれから住宅ローンを利用していく方に向けた対策方法です。多くの悩みを抱えてしまったときには、どのように行動したら良いか分からなくなってしまう場合があります。ここでの有効な対策は、「専門の知見を持った人に相談すること」です。

例えば、どのように自身の借入先を決定したらよいか等の重要事項に関して見えてこなくなることもあります。そんなときにその借入先の選択、資金計画、またどのような手順で手続きを進めていくのかについて知識を持った専門家に相談することで解決できるかもしれません。

相談先としては、ファイナンシャルプランナーや金融機関の専門の相談窓口などがあります。情報を収集することも出来るため、気軽に相談することを考えてみましょう。

2.不安なことの見える化・数値化

大きな金額のローンを組んでしまった場合には、その返済がきちんと履行出来るかについて心配になってしまうでしょう。自身が現在働いている会社が倒産するリスクも無いとは言い切れず、考えれば考えるほど心配事がでてきてしまいます。

そんなときに提案したいのが、「不安なことの見える化・数値化」をおこなうことです。住宅ローンの利用を考える前に、はじめに自身の1年間における収入・支出について計算をしましょう。そしてざっくりと計算をしたら、その収入から支出をマイナスした結果が貯蓄額と一致しているかの確認を行います。そしてその結果を元にして将来の収入・支出に関しても考えます。住宅ローンの返済を行う期間の分は考えられるようにすることが大切です。子どもがいる場合には、子どもが私立学校に入学した場合と公立学校に入学した場合の両方を考えるなど、場合分けをして考えうる複数のパターンを検討する事が必要です。

3.限りあるお金をどう使えばよいか考える

基本的に、現在の収入体系が変わり今後飛躍的に収入が増加するというのは考えにくいです。今の保有しているスキル・勤務先によっておおよその生涯賃金は決定されてくるでしょう。

簡単に言うと、「収入には限界があるため、すべての支出にお金を使うことが出来るというわけではない」ということです。よって、支出する際に優先順位をつけなければなりません。返済について考えながら、適切な支出を行えるようにしましょう。

4.支出の見直し

無駄な支出がないかを見直すことも必要です。支出の中には必ずしも必要でないものも含まれているはずでしょう。その支出を住宅ローンの返済に当てることで、余裕を持った支払いが出来るでしょう。

5.将来計画の作成または変更

住宅ローンの返済は基本的に長期に渡るため、返済途中で計画を変更する必要性が出てくることも考えられます。上記の「見える化・数値化」と合わせて検討してみましょう。

6.返済が厳しい期間がどのくらい続くか調べる

これは現在住宅ローンの支払いをしている方に向けたものです。その厳しさがずっと続くものであるのか一時的なものであるのかについて理解することで、それに応じた適切な対応を取りやすくなります。不安を軽減することにもつながる有効な手段です。

7.金融機関への相談・交渉

借入金の支払いが厳しいときには、金融機関に相談をして一時的に支払額を減らしてもらう事ができるかもしれません。最終的には全額支払うことになるのですが、一時的に負担が軽減されることで、不安が解消される可能性があります。

住宅ローンの返済を不安に思ってしまうのは当然のことです。ですが、上述したような方法を実践することである程度の不安を軽減することができます。適切な対策をして、マイホームを不安なく購入しましょう。