住宅ローンの借りるには必ず借入期間が決められます。

借入期間とは実際に融資を頂く期間、返済が必要になる期間のことを意味します。

借入期間は金融機関によって異なりますが、大体1年以上35年以下（フラット35は15年以上35年以下）の期間から選択することができます。

ただ申し込みする際の年齢によっては、最長の35年が選べない場合がありますので、良く調べて確認する必要があります。

住宅ローンの最長借入期間

住宅ローンの最長借入期間は借入時の年齢、退職時の年齢によって最長借入期間が違ってきます。

基本的には退職時までの期間が借入可能な期間と設定されます。

フラット35やリフォームの場合を除いて、一般的に最長借入期間は35年となります。

大手銀行だけでなく、民間金融機関の住宅ローンの最長借入期間も35年が多いです。

住宅ローンの最短借入期間

住宅ローンの最短借入期間の場合、金額や諸条件にもよりますが、一般的には1年から借入することが可能になります。

ただし、フラット35の場合は基本的に長期固定金利の住宅ローンであるため、最短で15年から借入することが可能です。

住宅ローンの平均借入期間

住宅ローンの借入期間は人それぞれの返済計画によって、一般的に長期間の30年以上が多いイメージです。

しかし、住宅金融支援機構が行った調査「2019年民間住宅ローンの賃出動向調査」によりますと、新規借入契約の期間が平均で26.7年になります。

また、計画期間中に返済完了の方々も多く、平均完済期間が15.7年となります。

計画は26年以上ですが、実際に15年以上で皆さんが返済し終わるとのことです。

住宅ローンの平均返済額

住宅ローンを検討する際に、借入期間より返済額、金利の方がもっと気になると思います。

実際の毎月の返済計画は、世帯収入を考慮して計画を立てますが、他の方々は平均どれくらい返済するかを知りたい方々も少なくないでしょう。

調べによると、毎月住宅ローンの返済額を10万円～12万円に設定するのが平均となります。

月収の割合で計算すると、月収の21％～23％のお金を住宅ローンの返済に使っています。

上記でも少し言及したフラット35を検討する方々も少なくないと思いますので、フラット35のメリットを簡単に下記にまとめます。

まず、フラット35は長期固定金利で設定されているため、景気の変動を心配する必要がありません。

借入期間が長くなりますが、景気変動による金利の上昇がなく、安定した毎月定額の返済が可能となります。

そして、保証料と初期にかかる諸費用が不要になるのと保証人が不要のメリットもあります。

毎月安定した返済を計画する方々にはおすすめです。

それではフラット３５以外に大手銀行場合、住宅ローンの借入期間はどれくらいになるか、下記３社の住宅ローンの借入期間についてご紹介します。

auじぶん銀行の住宅ローン借入期間

auじぶん銀行の住宅ローン借入期間は１年以上３５年以下となります。

三菱UFJ銀行の住宅ローン借入期間

三菱UFJ銀行の住宅ローンの借入期間も1年以上35年以下となります。

新生銀行の住宅ローン借入期間

新生銀行の住宅ローン借入期間も最長３５年となります、ただ特徴の一つは、他で借入中のローンの残期間に関わらず、最長３５年までに借入期間を設定できます。

こちらの特徴を利用し、借入期間の延長によって毎月の返済額を抑えることが可能です。

上記でご紹介したように、住宅ローンの借入期間選択は、「短い期間でかりる」「長い期間で借りる」双方にメリット・デメリットがあります。

そのため、定年退職まで期間と現在の年齢から計算し、完済時年齢を定年退職時の年齢にする返済期間の決め方法をおすすめします。

また、長い人生の中で住宅ローンの出費だけでなく、生活費や子供の教育費なども考えなければいけません。

そのため老後の生活に無理のない返済計画を立てることがなにより重要となります。

だから返済期間が長くても、安定的な返済をすることができるフラット35が人気な理由もそこにあります。